【保育は環境がすべて】自分らしく生き生きと遊べる空間作り。
【大人主導の保育になっていませんか?】
・子どもが遊びの環境の中で自分で遊びを選択して、やりたいことを十分にできる環境の中にこそ、非認知能力の学びがびっっしりとつまっている。
・大人の都合で保育していませんか?
・子どもが主体的に遊ぶには、保育者が子どもの姿から何が必要なのか判断し、子どもと相談しながら環境を整えることが最も重要。
また多様な援助を要する子どもにとっても、自分で安心できる場所を選んで、自らクールダウンできる有効な場所を設定する必要がある。
・広いスペース、狭いスペース、など各保育環境は異なるが、
『子どもの姿や願いを叶えること』
『限られた環境の中で、様々な願いを叶えられるようバランスを取りながら、環境を整えていく』この2点は共通している。
主体的とは?
・それでは「主体性」「自分らしく生き生き遊ぶ」とはどういうことなのか??
下記のようなキーワードがでてきた。
集中
やりたこと
一人で
周りに左右されない
好きな遊び
継続
やってみたい
トラブルが少ない
自分でしたい
子ども同士のやりとり多
じゃまされない
まとめると、
〇自分でやりたことをみつけ、集中して遊ぶ姿
〇ひとりでまたは友だちと一緒に工夫したり、イメージを膨らまして遊ぶ姿
〇満足するまでくり返し遊ぶ姿
この3点が主体的に自分らしく生き生きと遊ぶ姿である。
主体的に生活するには?
それでは、主体的に生活するには何が大切であるか?
環境設備
安心感
子どもの興味関心にあったもの
時間のゆとり
大人の気づき
見通し
自分をだせる
受け止める
大人との関わり
信頼関係
この結果、子どもが主体的に活動するために必要なことが見えてきた。
①安心感・安定感が得られる環境。
・ありのままの自分をだせる保育者との信頼関係。
・居心地の良い自分の場所。空間作り。
・見通しを持ちやすい生活環境作り
②興味や関心をもち、遊びたくなる環境。
・興味や欲求をとらえ、イメージを誘発・刺激となる環境。素材と材料の準備。
・憧れのモデルの仕掛け
③試行錯誤を遊びの中で、くり返すことのできる環境。
・じっくりと取り組める時間や場所。
・一緒に楽しんだり、共感できる友だちの存在。
・子どもの気づき・思考・展開を促す、保育者の援助。
上記の3点のポイントを元に、子どもたちが主体的に活動を進める基盤となる安心感・安定が得られる環境作りを目指し、子どもの姿から見直し、改善をくり返すことが必要になってくる。
さらに乳児期は安心感の中で過ごすことによって、次へのステップに進める。
まとめると…
・保育所保育指針より、「十分に養護のいき届いた環境」というのは、
『一人ひとりの子どもが、保育者に深く愛され、好きなことが沢山できる、整えられた環境である』と感じた。
乳児期から、安心・安定を基盤とし、主体的に行動できる関わりや環境づくりを意識して保育していく。