【0歳児発表会】毎年来る発表会を簡単にする、衣装や歌、見どころをまとめました。
発表会の流れ
・「ドレミのうた」 ~年長組がオープニングで合奏を披露してくれます~
・「おでんとうバス」 ~はーい!っとおへんじできるかな?~
・「わんわん大作戦」 ~おやこでふれあい遊び~
・「ぴよぴよ行進曲」 ~運動会からの成長した姿を見てください!~
・「親子で記念撮影」 ~プロのカメラマンが素敵に撮ってくれます~
ドレミの歌(年長組)
・年長組が様々な楽器を使い(タンバリン、すず、ピアニカ、カスタネット、大太鼓、シンバル)、ドレミの歌を発表会のオープニングとして披露してくれました。
「年長組さんすごーい」
「あと5年したらこんな姿になるの?」
「信じられなーい」
保護者の方からこんな声が上がっていました。
ここが保育園の良いところだ。
0~5才までがいる保育園では、1年後の成長した姿から、5年後の成長した姿までもが見ることができる。
・年長児もみな得意顔になって、嬉しそうです。この曲を卒園式でも披露するそうです。年長の人前に出ての、練習にもなり一石二鳥。
おべんとうバス
さぁ つぎはいよいよ我々0歳児の出番です。
っとその前になぜ題材を【おべんとうバス】にしたのかを説明します。
・新年度のはじめから「おべんとうバス」の絵本は読んでいました。
保育士「ハンバーグくーん」
A子「はーい!!!」
おべんとうバスのやりとりが好きなA子がいて、A子と保育士のやりとりをクラスの子が見ていました。そこからA子のマネをして、「はーい!!」っと手を挙げて返事をすることが、クラス全体のブームになったのです。
エプロン配る時も名前よりも、「たまごやきさーんやトマトちゃーん」っと絵本に登場する具材の方が手を挙げるんですよね。
またこの手を挙げる姿がめちゃくちゃ可愛い!!
・絵本の最後のお弁当箱を「いただきまーす」といって、「あーん」と食べさせ合う姿もめちゃくちゃ可愛い!!
普段の保育園のこの姿を保護者に見せたい!
↑↑発表会では、この考えがポイント!
普段から積み上げてないことは発表会でできるわけありません。乳児はと・く・に。
そんな理由から題材は【おべんとうバス】になりました。
衣装の紹介
・簡単な腹かけ型の衣装をつくりました。
・実際につくった写真です。
かわいいでしょ?
・この本に衣装の作り方が記載しています。
・参考にした本にはカラーポリ袋で作るようありましたが、ビニールでつくると出来上がりが意外としょぼかったです。
今回は不織布で縫ってつくりました。頑丈になり長く使える物になりました
。後日衣装を気に入った子が、登園する時に付けていてとても嬉しかった。後日家庭でも楽しめるよう、頑丈に作ると良いですね。
・金太郎のような腹かけだったので、0歳児の動きを邪魔することがなかった。
・本題に戻ります。
《子ども達はひとりずつトンネルを通って登場》
・ここで子ども達の名前と担当の具材を紹介します。
ひとりひとりにピックアップする場面が発表会ではあると、保護者としては嬉しい。
《牛乳パック椅子に座る》
・座る子もいれば、おかあさんおとうさんが見えて、客席に行ってしまう子もいます。
保育士「おかあさんおとうさんの所に行った子は、手遊びをおかあさんおとうさんと一緒に楽しんでね。」っとアナウンスして無理に舞台には戻しません。
《「はーい!」っと元気にお返事できるかな?》
・ここから、発表会のやりとりをそのまま書きますね。
・保「今日は遠足の日。目的地はおかあさんおとうさん、おばあちゃんおじいちゃんが待ってるファミリー公園です」「それではみんなバスに乗っているのかお名前を呼びまーす」
保「ハンバーグくーん、エビフライちゃーん」
子「はーい!」
〈拍手〉
保「ハンバーグくーんとエビフライちゃんの得意な手遊びはちょちちょちあわわです」
♪~ちょちちょちあわわ~♪
〈拍手〉
保「次のお友達はたまごやきさーん、トマトちゃーん」
子「はーい!」
〈拍手〉
保「たまごやきさーん、トマトちゃーんの得意な手遊びは、おおきなくりのきのしたでです。」
♪~おおきなくりのきのしたで~♪
〈拍手〉
保「次のお友達はおにぎりさんたちー、みかんちゃーん」
子「はーい!」
〈拍手〉
保「おにぎりさんたちーとみかんちゃんが得意な手遊びは、ひげじいさんです」
♪~トントントンひげじいさん~♪
〈拍手〉
保「さぁこれで全員バスに乗ったかな?それでは最後にみんなでバスにのってファミリー公園にしゅぱーーつ!!」
♪~ばすにのってゆられてる ゴーゴー~♪
〈拍手〉
保「やったー。ファミリー公園に到着しました。」「いっぱい遊んだから、おなか空いてきちゃったね」「それではおべんとうの時間にします。おべんとうを持っているおかあさんおとうさんおばあちゃんおじいちゃんのところへいこう~」
ここで客席の保護者と合流。
さきほど保護者会の後の製作タイムでつくった、オリジナルのおべんとうを親子で食べさせ合っている。
「あーん」と食べさせ合う姿は、ここで見せることができた。
・今回の題材になった「おべんとうバス」の絵本は、保護者の方にも知ってもらうため、2週間程前からクラスで掲示していました。
このこともあり、保護者の方もすんなり劇の中に入り込めたと思います。
おやこでおべんとうを楽しんでいる内に、次のわんわん大作戦の準備をする。
わんわん大作戦
・わんわん大作戦もなぜわんわん(犬)を題材にしたのか説明します。
【いぬのおやこ】という絵本をクラスで見ていて、指さしながら「わんわん」っとやりとりすることが好きで、これもクラスでブームになりました。
↑↑この本です。
今年度の私のクラスの流行語大賞は確実に「わんわん」です。
そこで階段の、のぼりおりをする際も犬を連想させる、「わんわん」=ハイハイの形でのぼりおりをしていたため、階段を犬の写真や犬の写真だらけにしました。
これが大好評!!
これでさらに、わんわんブームに火がつきました。
こんなこともあり、1年の最後の発表会に親子でわんわん(犬)を題材にした、ふれあい遊びを計画しました。
・わんわんシールラリー ~おやこで犬になってたのしもう~
保「ルールはおやこで犬になって、ハイハイをしながら犬の写真をさがしてください。ホールには様々な動物の写真が貼っています。犬の写真をみつけたらシールをゲットです。3匹の犬を探して、シールをもらうことが出来たら、シールラリーの成功ですー!!」
【シールラリーの用紙】
・wordで簡単につくりました。
〈補足〉ホールの床に貼っているどうぶつ達の写真はすべてダミーです。犬の写真はすべて保育士の身体に貼っています。「わんわん」言いながらホール中をハイハイしている保育士を3人見つけて、シールをもらうのが今回のシールラリーです。
・ダミーの写真達。
写真を床に貼りました!これがキモです!!
壁ではなく床に貼ることで、子ども達の普段の目線を体験していただく。
ハイハイしないといけなくなる状況をつくりました。
(事前に手紙で動きやすい格好で来るようお知らせ済みです)
シールラリーが始まると、おとうさんおかあさんも子ども達と一緒に「わんわん」っといって、ハイハイをしていました。
様々な家族が入り乱れて楽しい空間になりました。
「んっ!」っと違う動物の写真を指さしている子どもに「これはゴリラだね~わんわんさがそう~」と声をかけている親子のやりとりが、とてもあたたかくよかったです。
シールを持っている保育士が率先して「わんわん」っと犬になりきることで、保護者の方もなりきりやすかったと思います。
~10分後~
保「みなさんシール全部あつめることができましたかー?」
全員「はーい!」
保「やったー!わんわん大作戦」「だーいせーいこーう!!」
もはやライブ会場のような雰囲気でした。
ぴよぴよ行進曲
・最後は「ぴよぴよ行進曲」という、親子のふれあい踊りを踊って締めとしました。
・「ぴよぴよ行進曲」は運動会の時に踊った踊りです。運動会後もこの曲が好きで、クラスでよく踊っていました。
いつの間にか運動会よりも完成度の高い踊りを子ども達が踊れるようになったため、運動会からの成長を見てもらうためにこの曲を会のラストに持ってきました。
・みんなで「ぴよぴよ行進曲」をおどって、0歳児の発表会を終わりにしました。
まとめ
・「おべんとうバス」「わんわん大作戦」「ぴよぴよ行進曲」っと今年度クラスのなかで、流行した作品を題材に発表会向けに計画、実行した。普段から馴染みのある題材だったため、子ども達の自然な姿を見せることができた。
・わんわん大作戦で各親子が四つん這いになり、わんわんいいながらぐちゃぐちゃになるシーンは、最高のふれあい遊びだなっと感じた。
・計画して、準備をして、実行する。反省することも多いが、保護者の帰る時の、満足そうな表情をみて、とても達成感があった。
達成感、満足度の高い発表会に終えられたのは、クラスの保育士同士で協力して進めることが出来たからだろう。
ありがとうございました。