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「お子さんの靴どんな基準で選んでいますか?」 乳幼児の正しい靴の選び方、履き方。誤った認識を変えよう、今から出来る靴教育。

 

「お子さんの靴、どんな基準で選んでいますか?」

 

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・過去の日本人への研究調査では、どの年代でも靴をデザイン最優先で選んでおり、その割合は9割にも上っていました。健康重視の成長期の子どもの靴でさえ、機能性や実用性は3位以下で、誤った認識をしている人がとても多いのです。

 

 しかし、7~8才までの【靴行動(靴選び+履き方)】によって、子どもの足は大きく変わることも報告されています。子どもの運動靴の選び方や履き方について、最近の知見をお伝えします。

 

 

 時代(環境や遊び)の変化とともに「足」が変化しています。

 変わりゆく子どもたちの足

 

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・江戸時代の人の足跡を見て 下さい。何と力強い足跡でしょう。

そして、環境や遊びが大きく変化した現代。土ふま ずだけでなく、子どもたちの足跡に確実な変化が見 られます。実に43%の小中高生が何らかの 足のトラブルを抱えています。現代の子どもたちの 足から、力強さが失われ、人間らしさが失われつつあります。  

 まず、この現実を知って欲しいのです。

 

 子どもたちの足の現状から見えてくること

・足のアーチは主に、骨・靭帯・筋肉で出来ています。

 大人になってから身長が伸びる事がないのと同様に、骨と 靭帯は成長期でなければ鍛えられません。加齢とともに体力・運動能力が低下してゆきますが、足アーチも同様 に低下してゆきます。縦アーチが低下すると「扁平足」、横アーチが低下すると「開張足」となり、足が疲れやすくな り、立っていられないほど痛くなったり、自分の足で歩けなくなることもあります。
 足アーチを育てる には、成長期に十分な足の運動、特に足指の運動が必要なのです。人間の寿命が延び体の使用年数が長くなった 今、一生自分の足で歩き続けるためには、成長期に丈夫な足アーチをつくり、維持してゆくことが重要です。

 

知られざる靴のリスク

間違った【靴行動(靴選び+履き方)】をすることで、足の疲労や痛み、変形などのトラブルが生じたり、ケガの原因となったりする恐れがあります。

・特に成長期にある子どもの靴行動には、大人より、より多くの注意を払う必要があります。その子の将来の足に大きな影響を及ぼすからです。

 

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子どもの靴のもったいないサイクルとは

・子どもの足の成長が著しいため、1つの靴をはき続けられる期間が大人に比べて非常に短く、日本の親はそれをもったいないと捉えています。そのため、靴にかけるコストパフォーマンスにばかり目がいってしまう傾向にあります。つまり、できるだけ長時間履けることを重視し、多くの保護者が「成長のゆとり」と称して、大きいサイズの靴を購入しているのですが、その「ゆとり」とは何㎝が適切なのか?という情報を知った上でサイズを決めているわけではありません。

 保護者の無意識な倹約意識のせいで、必要以上に大きな靴を履き、足の健康を脅かされている状況が続くのです。

 

 サイズの合ってない靴を履くと…

 

 ・すぐに履けなくなるのもったいない

    ↓

大きなサイズの靴買う

    ↓

・靴の中で足が前にすべり、動く

    ↓

・上手く走れない。

・靴の中で動かないように指で踏ん張る。

・指を立て続ける疲労。

    ↓

・足指の屈曲変形

「母趾の屈曲変形」

 

また逆に小さすぎる靴「外反母趾」などの変形を起こす。

 

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・子ども自分で何がちょうど良いのかわからない。じわじわと大きくなるからわからないのだ。「いたい」っと言えず、指を縮めている子が多い。

なので

⇒正しいサイズを履いているかどうかは、中敷きをはずして、確認する。

指先を押してサイズチェックをするのはあいまいなやり方で、昭和のやり方。

 

3つの正しい靴行動のポイント

・正しい靴の選び方

・正しい靴のサイズ

・正しい靴の履き方

 

正しい靴の選び方 重要な3つの条件

甲の部分に「マジックテープ」がついていること

⇒足のベストポジションをキープする役割がある。

・マジックテープを留めないと、足は靴の中で歩くたびに前後に動き、不安定になります。マジックテープのない靴はおしゃれです。しかし、歩きにくく足が疲れるばかりか、緊急時に脱げることも多く、事故や事件などの際に命の危険を招く恐れもあります。

機能性の高い靴はどれ?

・靴の種類はだいたい4種類です。

の数が多いほど機能性が高いです】

①スリッポン          

②片側マジックベルト      ☆☆

③折り返しマジックベルト    ☆☆☆

④ひも靴            ☆☆☆☆

 

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・まだひもが上手く結べないうちは、マジックテープが付いている折り返しベルト型と片側ベルト型がおすすめです。

 

かかとまわりが硬く、しっかりしている靴

かかとを安定させ、まっすぐ立たせられる。

・立った姿勢をまっすぐ支えるのが靴のかかとです。柔らかくふにゃふにゃのかかとの靴では、足がぐらつき不安定になります。かかとの両脇を押しても凹まず、硬く丈夫な物がおすすめです。

年齢に合わせた靴選びとは?

【0~1才】は、歩行が不安定で《横揺れ》しがちです。靴を置いた時に靴底がピタッと安定するものは足も安定させます。足を支えるかかとから足首にかけての保護性・強度を最優先させましょう。

 

【2才~】は、母趾で地面を蹴り出す《踏み返し動作》ができるようになり、歩行が安定してくるのに合わせて、足や足首がダイナミックに動かせることが重要です。靴を持って曲げた時に、つま先からかかとの長さの3分の1の位置が楽に曲がり、靴底に適度なクッション性があるものを選びましょう。

 

中敷きが簡単に外せる靴

 ⇒サイズが合っているかどうか確認できる。新しく買う靴はどのくらいの大きさの靴を買えば良いのかの目安になる。

【中敷き確認法】

・中敷きの上に立たせて、まだ大丈夫な大きさか、確認する。

靴の中敷きを出して、かかとの位置に合わせて上に立たせます。この時に、指先に0.7~1.0㎝の余裕があれば「今ちょうど良いサイズ」

余裕が0.5㎝以下になったら、0.5㎝大きいサイズに替えましょう。

 

正しい靴のサイズの選び方

・足にあった靴とは、つま先に1.0㎝程度の余裕があり、靴内で足がしっかり固定できる物です。かかとがずれたり、前後左右に足が移動しない靴を選びましょう。

 

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①つま先に1.0㎝程度の余裕があり、運動時につま先が靴の先端にあたらない。

②かかとから甲が足にフィットしていて、運動時に前後左右に足がずれない

③靴先部分に足指を十分に動かせるゆとりがある。

④かかとのカーブが足に合い、歩行時や運動時にかかとがずれない。

⑤圧迫感や不快感がない。

 

・成長期の子ども達の足は、平均すると約1.0㎝(2才くらいまでは約2.0㎝)大きくなります。やむをえず大きいサイズを選ぶ場合でも、1年の平均成長量を超えないようにしましょう

 

正しい靴の履き方

・靴を履くときに、つま先トントンしている人はいませんか?

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つま先トントンは昔の平安時代のやり方です。

実は、かかとでトントンが正解です。

もちろん、足指をしっかり動かせるためです。かかとでトントンしてから靴を履きましょう。

種類別正しい靴の履き方と、脱ぎ方の流れ

【片側マジックベルトの場合】

 

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【折り返しマジックベルトの場合】

 

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【ひも靴の場合】

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まとめ

・成長期の子どもの靴が重要なことは誰もが感じていることでしょう。しかし、日本では靴文化が未熟で教育制度もないため、何が大切なのか?どういう靴を履けば良いのか?知識がありません。長く続いた草履・下駄文化の名残りが、靴が主流になった現代でも引き継がれています。下駄なんて誰も履いてないのに、いつまで下駄箱なんて言ってるの?

祖父母から誤った考えや習慣が伝承され、日本人の靴生活の邪魔をしていることに気づいてください。

 

・保護者の皆さん自身の靴選びの知識が間違ってないか確認してみましょう。正しい靴行動の教育は早く始めるべきです。中でも【かかとトントン】の正しい靴の履き方動作、ベストポジション作りは最も重要です。

 

・靴教育は、お子さんの健康な身体作りのための基本です。靴の環境が整えば、運動量が増えて、元気いっぱい、疲れずに遊べるようになり、体力向上も進むでしょう。からだづくり最盛期の今だからこそ、健康で安全な靴生活を今から始めましょう。

 

 

 足が変われば子どもが変わる!

足が変われば未来が変わる!!

 

人間の寿命が延び、体の使用年数が長くなった 今、一生自分の足で歩き続ける足を手に入れよう

ひな祭りの由来や意味。子ども向けに解説。保育園のひな祭り集会の台本、製作を大公開!子どもの「なんで?」に答えるブログ。

 「ひな祭りってむずかしくない?」

 

・3月3日はひなまつり。女の子のための行事といわれていますが、その意味や歴史をご存知でしょうか?

 

・子どもに正しい伝統行事を伝えるためにひなまつりの由来、保育園でのねらい、子ども向けの簡単な説明、保育園の集会の様子、ひなまつり製作をまとめていきます。

 

保育士、おとうさんおかあさん必見です!!

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 ~もくじ~

 

ひな祭りの由来

・ひなまつりは女の子の健やかな成長を願う行事。

「桃の節句」とも呼ばれ、ひな人形に桜や桃の花、雛あられや菱餅などを飾ったり、ちらし寿司やはまぐりの料理を楽しむ節句祭りのひとつです

 

ひな祭りはなんで3月にやるの?

・ひな祭りを行う「3月3日」は桃の花が咲く頃なので、「桃の節句」という名で親しまれてきましたが、正式には「上巳の節句」と言います。

 

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・3月最初の巳の日であり、忌日(縁起の悪い日)とされています。

 季節の節目を意味する「節」のころは、昔から邪気が入りやすいとされていました。

五節句のひとつ上巳には、中国では川で身を清める習慣がありましたが、日本では紙などで作った人形で自分の体を撫でて穢れを移し川に流すことで邪気祓いをする行事として広がっていきました。

人形を流して邪気をはらうこの風習が、現在でも残るひな祭りの行事「流し雛」のルーツと言われています

 

 なぜおひなさまを飾るの?

・日本には昔から紙人形を自分の身体になでつけて、汚れや厄を移し、海や川に流す「流し雛」の習慣がありました。そこに平安時代の女の子のお人形(ひいな)遊び結びついたのが「ひな祭り」の始まりと言われています。

 

・時がたつにつれ、人形の作りが豪華になり、調整品が増えていき、女の子の成長と幸せを願う行事へと発展していきました。

 

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ひな人形ってしまうの遅れると婚期も遅れるの?

・歌にもあるように、雛人形は結婚式をイメージして作られています。
そのため、早く飾りだすと「嫁に早く行ける」、そして早く片付けることで「結婚が早く片付く(早く嫁にいける)」と捉えたのですね。

 

身の回りの整理整頓が出来て欲しいという親心

いざ片づけとなると面倒な雛人形。飾る時と違い終わったときの楽しみもありませんよね。でも、そんな片付けもきちんと出来るような娘になってほしいという思いから、来ています。

 

菱餅ってなんで食べるの?

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・菱餅は下から緑、白、ピンクの順番になっています。それぞれが大地、雪、桃を表しています。「雪の下には新芽が芽吹き、桃の花が咲く」という意味が込められています。

・緑=健康・邪気を祓う

・白=清浄・純潔

・桃=魔除け・厄除け

 

 

ひなあられを食べるのはなんで?

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・ひな祭りの由来の1つである、人形(ひいな)遊びでは、人形を持って野山や海辺へ出かけ、春の景色を見せてあげるという習慣がありました。その時の携帯食として、あられを持っていったのが、ひなあられの始まりといわれています。 

 

ひなあられには、桃、緑、黄、白っと4色あるものが多く、それぞれが春、夏、秋、冬を表しており、「四季を通して子どもが健康でいられますよう」にという願いが込められています。

  • 春=緑
  • 夏=ピンク
  • 秋=黄色
  • 冬=白

 

はまぐりのお吸い物ちらし寿司はどうして食べるの?

・ひなまつりには、はまぐりのお吸い物やちらし寿司がつきものです。

 

はまぐりは対になっている貝殻でなければぴったりと合わないことから夫婦を表し、一生一人の人と仲良く添い遂げるようにという願いが込められているんです。女の子のための行事ならではの料理ですね。

 

ちらし寿司については、えび(長生き)、れんこん(見通しがきく)、豆(健康でまめにける)など、縁起の良い具がお祝いにふさわしく、この時期に出回る新鮮な魚介類や色鮮やかな春の野菜も加わり、ひな祭りの定番料理となったと考えられています。

 

 

保育園の子ども向けに説明コーナー

 【子どもが健やかに成長して幸せになれるようにと願うお祭り】

  ひな祭りは女の子のお祝い。 男の子のお祝いはこどもの日。

 

【ひな人形には悪い邪気から子ども守るお守りのような意味があること】

 

【ひなあられ、菱もち、ちらし寿司、はまぐりのお吸い物は子どもの幸せを願って食べ ている】

 

この3点を子どもの年齢に応じて、伝える部分を増やしていけばいいのではないかと思います。

 

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「ひなまつりってなあに?」
昔からあるお祭りで、女の子が元気に育ちますように、おひなさんみたいにきれいなお嫁さんになって、幸せいっぱいになれますようにってお願いするお祭りなんだよ。」

「女の子の日が3月3日のひなまつり、男の子の日が5月3日の子どもの日とも言われているよ。」

 

「なんでおひなさまをかざるの?」

「ひな人形は女の子の、子どもが好きな悪い妖怪(邪気)からみんなを守ってくれる不思議な力があるんだよ。みんなを守ってくれる、お守りなんだよ。

病気や怪我なんかをしないように、おひな様たちに見守っていてもらおうね。」

 

「なんでひなあられをたべるの?」

「ひなあられは、桃、緑、黄、白っと綺麗な色が付いていて、それぞれが春、夏、秋、冬を表しているんだよ。「四季(1年)を通して子どもが健康でいられますよう」にという願いが込められているんだよ。

 

「縁起の良い食事は他にもあって、菱もちやちらし寿司、はまぐりのお吸い物を食べるともっともっと幸せになると言われているんだ。

 

「それでは、みんなでおひな様とおだいり様を作って飾りましょう。」

「はーい!」

 

 

ひなまつり集会(乳幼児合同)

 ~ひなまつり集会~

・今回私の保育園では、劇をしながらゲーム要素のあるクイズを通して、子ども達にひな祭りの由来や意味を伝えていきます。また園長先生が今年で退職なので、園長先生にも劇に参加してもらいたく(おひな様役)、乳幼児合同で一緒に行う計画を立てました。

 

《各クラス集合》

・集合にばらつきが少しはあるので、早く来たクラスが飽きないように、CDで「うれしいひな祭り」の曲を流して、雰囲気作りをしました。

 

各クラスのひなまつりの製作の紹介》

・各クラスのひな祭りの製作をホール中に飾りました。そこで各クラスごとに前に出て、「どうやって作りましたか?」をインタビュー。

 幼児クラスになると、保育士ではなく、子どもが発表します。

 

《なんでおひな様を飾るの?(現代版RPG風職員劇)》

 

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《配役》

・ナレーター       

・現代の女の子5才    

・悪い妖怪(邪気)     

・おひな様        

・お内裏様        

 

☆赤文字は行動をかいてます。

《台本》

「あるところに可愛い5才の女の子が住んでいました。名前は〇〇子ちゃんです。」

 ~〇〇子ちゃん登場~

 

「わたしは可愛い女の子。今日は3月3日のひな祭り。女の子のお祭りって言われているけど、なんでなのかな~?おひな様やお内裏様を飾るのも何でなんだろう?」子どもに問いかける。

 ~〇〇子はける~

 

「なんでひな祭りをするのか〇〇子ちゃんはわからないんだね。」

「そのころ3月3日のひな祭り、桃の節句の時にだけ、人間の子どものところに来ることの出来る、悪い妖怪がいました。」

 ~妖怪登場~

 

「オレ様はこの3月3日のひな祭りの時にだけ、人間界に来ることの出来る悪い妖怪 だ。オレ様は人間の子どもの女の子が大好きなんだ。この辺に人間の女の子はいないかな~?」

 ~〇〇子ちゃんルンルンで歩いて出てくる~

 ~妖怪としょう子が会わずに会場を一周する~

 

「おっ!あんなところに可愛い女の子がいるぞ」 

~妖怪と〇〇子のやりとり、〇〇子食べられそうになる~

 ~おひなさま、お内裏様登場~

 

「また出たわねこの妖怪。私たちは悪い妖怪から女の子を守るおひな様とお内裏様です。」

内裏「そろりそろり」

 

 ~妖怪とおひな様、お内裏様のやりとり、しかしおひな様とお内裏様がやられてしまう~

 

「こんな時に元気のでるひな祭りの食べ物があればいいんだけど……」

「たいへんだ。おひな様とお内裏様が悪い妖怪に負けちゃうよ。ひな祭りに食べる元気のでる縁起の良い食べ物知ってる?」

 

~3枚のパネルが登場~

「この3枚のパネルのどれか1つにおひな様とお内裏様が元気になる菱餅、ひなあられが入っているよ」

 

 「めくってひらいてド~キドキ♪」

 ~パネル登場~

 ~パネルは近くの手の空いた保育士3人に持ってもらう~

 ~ナレーターと子どものやりとり(子どもをステージに上げて、選んでもらう)~

 

 外れたらゲームオーバー。外れたものでもアドリブをしてください。

 

「ありがとう。元気になったぞ。」

 ~しかし、また妖怪にやられてしまう~

 

「意外と強いなこの妖怪。それなら私の家来を呼ぼう。私には右大臣と左大臣という強い家来がいるのだ。」

「おひな様とお内裏様の強ーい家来をみんなで探してあげよう。」

 「めくってひらいてド~キドキ♪」

 ~パネル登場~

 ~パネルは近くの手の空いた保育士3人に持ってもらう~

 ~ナレーターと子どものやりとり(子どもをステージに上げて、選んでもらう)~

 

「ありがとう。とっても元気になったぞ。元気100倍お雛マン。おひな~パーンチ」

 ~妖怪やられてはける~

 

全員「やったー。妖怪を倒したぞ~」

 ~〇〇子ちゃんが、ひな祭り、食べ物の意味。おひなさま、お内裏様の説明をする~

 

「ひなまつりとは、昔からあるお祭りで「女の子が元気に育ちますように」、おひなさんみたいにきれいなお嫁さんになって、幸せいっぱいになれますようにってお願いするお祭りなんだよ。」

「女の子の日が3月3日のひなまつり、男の子の日が5月3日の子どもの日とも言われているよ。」

 

  「ひな人形(おひな様とお内裏様)は、子どもが好きな悪い妖怪(邪気)からみんなを守ってくれる不思議な力があるんだよ。みんなを守ってくれる、お守りなんだよ。」

「病気や怪我なんかをしないように、おひな様たちに見守っていてもらおうね。」

 

「菱餅、ひなあられは、桃、緑、黄、白っと綺麗な色が付いていて、それぞれが春、夏、秋、冬を表しているんだよ。「四季(1年)を通して子どもが健康でいられますよう」にという願いが込められているんだよ。

  「縁起の良い食事は他にもあって、菱餅やちらし寿司、はまぐりのお吸い物を食べるともっともっと幸せになると言われているんだ。」

 

「おひな様とお内裏様には強ーい家来がいて、家来達も守ってくれるんだね。」

 

 

・大体の流れを記載しましたが、アドリブ多めで、楽しくやりましょう

 

 《歌》

・「うれしいひなまつり」をみんなで歌う。

 

【集会の流れ】

・各クラスの製作を紹介

現代版RPG風職員劇

・歌「うれしいひなまつり」

 

  

 

各クラスの選りすぐりのひな祭り製作一挙に公開

※完成次第アップしますね~

【0歳児】

 

 【1歳児】

 

 【2歳児】

 

 【3歳児】

 

 【4歳児】

 

 【5歳児】

 

 

 まとめ

・ひなまつりってむずかしい。大人でも難しい内容を子ども達にどのように伝えていくのか、悩みました。そこで生まれたのが「現代版RPG風職員劇」でした。

 ゲーム要素があり、子ども達も真剣になり、大ウケで今年のひな祭りを無事終えることが出来ました。台本つくったから毎年これやろう。

 

皆さんもひな祭りの担当になってもし困ったなら、是非やってみてください。

 

詳しい内容を知りたい方は、お気軽にメールください。

 

 

 

 

【保育園の節分集会】節分の由来?子どもに向けに説明?ねらいは?各クラスのおに、オニ、鬼の製作も一挙公開します。

 

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「せんせい、なんでまめをまくの?」

・この圧倒的な破壊力のある質問。すぐに答えられますか?

私は「うっつ」っと言葉を詰まらせたことがありました。

 

今回はそんな事態をなくし、子どもに正しい伝統行事を伝えるために節分の由来、保育園でのねらい、子ども向けの簡単な説明、保育園の集会の様子、節分製作。をまとめていきます。

 

保育士、おとうさんおかあさん必見です!!

 

 ~もくじ~

 

節分の由来

 ・【節分】【季節を分ける】という意味があります。

季節を分ける日は1年に4回あり、立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日のことを「節分」と呼んでいました。


・現代では2月3日だけが節分になっていますが、これは4つの季節の中で「立春」が最も重視されていたためです。春の訪れである立春は1年の始まりでもあり、とくに待ち望まれていました。徐々にこの考えが強まり、立春の前日だけを節分と呼ぶことになったのが現代の節分の由来だといわれています。

 

なんで豆をまくの?

・節分の豆まきは、中国から伝わってきた風習で【季節の変わり目】には【邪気(鬼)】が生じると、考えられています。その鬼を追い払う儀式として行われたのが豆まきでした。

 

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・1年の節目の【立春】に、豆をまいて鬼を追い払い、福を手に入れる行事として、定着したのが、現代の節分の姿です。「鬼は~そと~福は~うち~」

 

 

柊鰯ってなに?

・【柊鰯】ひいらぎいわしと読みます。

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柊鰯は魔除けのために飾られています。この場合の魔物とは、鬼(季節の変わり目の邪気)です。

 

鰯のくさい臭い柊の棘(とげ)によって、が家の中に入ってくることを防ぎます。

 

 恵方巻きを食べる意味は?

 

・恵方巻きの【恵方】とは、その年の福を司る神様、【歳徳神】としとくじんのいる方角をさします。

 

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・商売繁盛を願って食べたのが始まりの恵方巻きです。

恵方を向いて一本まるごと食べることで、無病息災商売繁盛「一気にいただく」ということを意味しています。途中で止まると「運を逃す」とも考えられています。

 

保育園の子ども向けに説明コーナー

・昔は節分が一年の始まりだった。

・豆まき、柊鰯は厄払いの行事。

・恵方巻きは、商売繁盛・無病息災を願う

この3点を子どもの年齢に応じて、伝える部分を増やしていけばいいのではないかと思います。

 

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「節分ってなーに?」

「節分は1年の始まりで、昔の人は1年の始まりをお祝いしていました。

「みんなでいう誕生日みたいなものかな。」

 

「なんでおにがくるの?」
 保
「お祝いをしていると、楽しそうな人間の姿を見て、悪い鬼(邪気)がやってくるんだよ。」「保育園も楽しいみんなの笑顔に誘われて、すぐそこまで来ているかも??」

「なんでまめをまくの?」

「悪い鬼を追い払うために、鬼の嫌いな豆を、鬼は~そと~福うち~っといって投げて昔の人はやっつけたんだ。」「豆には鬼をやっつける不思議な力があるんだ。」

 

「鬼の嫌いな物は他にもあって、鰯の臭いや柊のとげとげの葉っぱがあると、悪い鬼は逃げていくよ。」

 

「なんで恵方巻きを食べるの?」

「良い神様に今年1年も健康で、幸せに暮らせるようにお願いをして、恵方巻きを食べるとお願い事が叶うからだよ。」

 

「さぁ、それでは豆を投げて、鬼を追い払って、今年も健康に幸せに過ごすことを願って、鬼は~そと~福うち~」

「おには~そと~ふくは~うち~」

 

節分集会(乳児)

・今回私の保育園では、乳児クラスと幼児クラスでやりたい内容が異なったため、各フロアごとに節分集会を行いました。乳児、幼児の節分の担当者で話し合い、今年はこのようなスタイルになりました。一緒に集会を行う年もあります。

 

~節分集会(乳児)~

 

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《各クラス集合》

・集合にばらつきが少しはあるので、早く来たクラスが飽きないように、CDでおにのパンツの曲を流して、雰囲気作りをしました。

 

各クラスのおにの製作の紹介》

・各クラスおにの製作を装着して、集会に来ています。そこで各クラスごとに前に出て、「これはなんですか?」「どうやって作りましたか?」をインタビュー。

2歳児クラスになると、保育士ではなく、子どもが発表します。

 

《まめ(カラーボール)を投げて、おにをやっつけよう!》

・ビニールプールとカラーボールを準備します。

 

・各クラスの担任が、急に泣き虫鬼、わがまま鬼、おこりんぼう鬼になってしまいます。担任は各クラスごとに、おにの演技をしてもらい、子ども達とやりとりをしたら、ビニールプールの中へ入ります。担任にまめ(カラーボール)を投げて、おにを退治します。

 

乳児の集会では怖いおには出ません。担任がおにのプラカードを首から下げているので、顔は見えます。

 

《節分の由来を簡単に説明》

・乳児向けに簡単に節分の由来を話しました。

子どもには、言葉より視覚に訴えろ。本物のひいらぎの木、鰯を持参して子ども達の目の前で匂いや触感を肌で感じてもらった。

 

《おにのパンツ》

・集会の締めは、おにのパンツを全員で踊りました。

 

おに、オニ、鬼の製作一挙に公開

【0歳児】

題名「おにの子のつの」

 

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【1歳児】

題名「のりでぺたぺたオニ」

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【2歳児】

題名「おにの豆入れ」

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・顔の部分が豆入れになっています。

 

 

【3歳児】

題名「ゆきんこおにのこ」

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【4歳児】

題名「紙皿おにのとうじょうだー」

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【5歳児】

題名「わたしだけのオリジナルのおに」

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まとめ

 

・本物の柊鰯や鬼の絵を使い、やりとりを通して子ども達に簡単に伝えられると良いと思います。視覚から訴える。

 ・節分だから豆をまく、だけでも十分楽しい行事ではあります。
しかし、節分の由来やそれに込められている願いを知ることで、何倍も節分を楽しむことが出来るようになります。

・保育士には子ども達に伝統行事を伝える義務もありますね。

 

 

 

保育ハッピーエピソード(Twitterまとめ)

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はじめに

・子ども達とのやりとりや、可愛らしいつぶやきをTwitterに投稿しています。

・その中のいくつかのエピソードを紹介し、補足を付けていきたいと思います。

 

 

ハッピーエピソード

【出てくる子ども達はAくん、Aちゃんで統一します】

 

 

 

題名「ニートせんせい」

・この4歳児の両親は二人ともスーツを着て仕事に行っています。

Aくんはスーツ=お仕事っと頭の中で考えているんだと思います。この日は朝の自由遊びの時間に、梅雨の製作をしていました。となりで製作していたAくんと「おおきくなったらおかねもちになるんだー」っと話をしていて、このやりとりになりました。

「保育園きて遊んでばっかだもんね。」

⇒遊んでばっかだと…

こちとら1年の計画を立てて、

さらに詳しく1ヶ月の計画をたてて、

さらにさらに詳しく1週間の予定を立てて、

反省して、個々の課題、配慮を事細かく考えて、遊んでるんじゃい。

子ども達~ただ遊んでると思うなよ~w

 

 

題名「まさかのシンデレラ」

・(3才)Aちゃんはおままごとが大好き。ディズニープリンセスが大好き。

3才のおままごとコーナーで、Aちゃんがスカートをはいて他の子達と、遊んでいました。私が近づくとAちゃんが「せんせい、シンデレラごっこしよう」と誘われ、普段王子様役をやってっとお願いされることが多いので、王子様役かな~?っと思っていました。しかしいきなり「せんせい、てをだして」と言われ、手を出すと、まさかの手の甲にソフトキス。「わたしおうじさまだから、せんせいはシンデレラね」っといわれ、あまりのイケメンな行動に、頭のなかでキンプリが流れました♪

紳士な王子様、勉強になります。

 

題名「いちばんのくすり」

 ・口元の動きや、表情が見えないのでマスクは嫌いです。

しかしこの日は微熱で咳がでていたため、マスクをしていました。クラスに入ると、普段していないマスクをしていることに気づいたAちゃん。「せんせいおせきこんこんしたの?」(この時点でかわいい)

保「ちょっとね」

Aちゃん「せんせいだいすきぎゅー」と抱きついてくれた。体調の悪い保育士を少しでも元気にしてくれようとするAちゃんのこの気持ちが嬉しい。

「だいすきぎゅー」といって抱きつくのは私がよくやっている行動です。それがAちゃんに伝わっていたのが嬉しかったエピソードです。

私の元気の源。すぐに元気になりました。

 

 

子どもの【自己肯定感・非認知能力】を高めていく保育士の仕事。しかし日頃のやりとりで保育士の方が【自己肯定感・非認知能力】を高められている。

 

 

題名「タクシードライバー」

・クラスでおおきくなったら何になりたいのか聞いていました。

「けいさつ」「プリ〇ュア」「オリンピックのせんしゅ」「かめんライダー」など…

キラキラとした職業がズラリとでてきます。

そんな中、トミカ大好きな(4才)Aくんの番になりました。「ぼくは…タクシーのひと」保「いいね。なんでなりたいの?」Aくん「カッコイイから」といって、ブーンっと運転するジェスチャーをしています。

 

・私は正直タクシードライバーに魅力を感じていませんでした。しかし、その偏見がいけませんでした。大人から見たキラキラした世界だけが、カッコイイのではない。

子ども達からはどんな大人の姿がカッコ良く見えているのかわからない。

大人達はどんな仕事にも誇りをもっていいんだ。

この事がきっかけで自分の仕事に誇りを持つことを学びました。

他の人に何を言われようと、「これが私の仕事」

 

題名「おねいちゃんはがいこくじん」

・(5才)Aくんがこそこそと「せんせいひみつのはなしなんだけど、おねえちゃんがいこくじんなんだ」っと真剣な表情。まるで宇宙人でも見たかのように話をしてくる。おねえちゃんは高校生で保育園のお迎えにもくることがあったため知っていた。後日お姉ちゃんにこの話をしたところ、詳細を教えてくれた。お姉ちゃんがカラコンを付けている時に、「目のいろがちがうー」っとAくんが大騒ぎ。その様子が面白くて、「A、内緒なんだけど、お姉ちゃん外国人なんだ。シー」っとからかったそうです。

兄弟のかわいいエピソードでした。

 

 

題名「それ、おもちゃだよ」

・(4才)Aちゃん「ごちゅうもんはなんですか?」

保「ハンバーグおねがいします。」

Aちゃん「ハンバーグとコーヒーです。どうぞたべてください。」「あついからきをつけてください」

保「ありがとう。うん。うん。肉汁がジューシーでまいゆ~」「コーヒーもまめのコクがちょうどいい」食べるふりを落語家並にやっています。

すると…

Aちゃん「せんせい。それ。おもちゃだよ。」

 

一気に現実に戻された瞬間でした。

何事もやりすぎは良くないですね。笑

 

【0歳児発表会】毎年来る発表会を簡単にする、衣装や歌、見どころをまとめました。

 

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発表会の流れ

・「ドレミのうた」  ~年長組がオープニングで合奏を披露してくれます~

・「おでんとうバス」 ~はーい!っとおへんじできるかな?~

・「わんわん大作戦」 ~おやこでふれあい遊び~

・「ぴよぴよ行進曲」 ~運動会からの成長した姿を見てください!~

・「親子で記念撮影」 ~プロのカメラマンが素敵に撮ってくれます~

 

ドレミの歌(年長組)

・年長組が様々な楽器を使い(タンバリン、すず、ピアニカ、カスタネット、大太鼓、シンバル)、ドレミの歌を発表会のオープニングとして披露してくれました。

 

「年長組さんすごーい」

 

「あと5年したらこんな姿になるの?」

 

「信じられなーい」

 

保護者の方からこんな声が上がっていました。

ここが保育園の良いところだ。

 

0~5才までがいる保育園では、1年後の成長した姿から、5年後の成長した姿までもが見ることができる。

 

・年長児もみな得意顔になって、嬉しそうです。この曲を卒園式でも披露するそうです。年長の人前に出ての、練習にもなり一石二鳥。

おべんとうバス

さぁ つぎはいよいよ我々0歳児の出番です。

っとその前になぜ題材を【おべんとうバス】にしたのかを説明します。

 

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・新年度のはじめから「おべんとうバス」の絵本は読んでいました。

 

保育士「ハンバーグくーん」

 

A子「はーい!!!」

 

おべんとうバスのやりとりが好きなA子がいて、A子と保育士のやりとりをクラスの子が見ていました。そこからA子のマネをして、「はーい!!」っと手を挙げて返事をすることが、クラス全体のブームになったのです。

エプロン配る時も名前よりも、「たまごやきさーんやトマトちゃーん」っと絵本に登場する具材の方が手を挙げるんですよね。

 

またこの手を挙げる姿がめちゃくちゃ可愛い!!

 

・絵本の最後のお弁当箱を「いただきまーす」といって、「あーん」と食べさせ合う姿もめちゃくちゃ可愛い!!

 

普段の保育園のこの姿を保護者に見せたい!

 

↑↑発表会では、この考えがポイント!

普段から積み上げてないことは発表会でできるわけありません。乳児はと・く・に。

そんな理由から題材は【おべんとうバス】になりました。

 

衣装の紹介

・簡単な腹かけ型の衣装をつくりました。

 

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・実際につくった写真です。

かわいいでしょ?

 

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・この本に衣装の作り方が記載しています。

 

・参考にした本にはカラーポリ袋で作るようありましたが、ビニールでつくると出来上がりが意外としょぼかったです。

 

今回は不織布で縫ってつくりました。頑丈になり長く使える物になりました

。後日衣装を気に入った子が、登園する時に付けていてとても嬉しかった。後日家庭でも楽しめるよう、頑丈に作ると良いですね。

 

・金太郎のような腹かけだったので、0歳児の動きを邪魔することがなかった。

 

・本題に戻ります。

 

《子ども達はひとりずつトンネルを通って登場》

・ここで子ども達の名前と担当の具材を紹介します。

ひとりひとりにピックアップする場面が発表会ではあると、保護者としては嬉しい。

 

《牛乳パック椅子に座る》

・座る子もいれば、おかあさんおとうさんが見えて、客席に行ってしまう子もいます。

保育士「おかあさんおとうさんの所に行った子は、手遊びをおかあさんおとうさんと一緒に楽しんでね。」っとアナウンスして無理に舞台には戻しません。

 

《「はーい!」っと元気にお返事できるかな?》

 

・ここから、発表会のやりとりをそのまま書きますね。

 

「今日は遠足の日。目的地はおかあさんおとうさん、おばあちゃんおじいちゃんが待ってるファミリー公園です」「それではみんなバスに乗っているのかお名前を呼びまーす」

「ハンバーグくーん、エビフライちゃーん」

「はーい!」

〈拍手〉

「ハンバーグくーんとエビフライちゃんの得意な手遊びはちょちちょちあわわです」

♪~ちょちちょちあわわ~♪

〈拍手〉

「次のお友達はたまごやきさーん、トマトちゃーん」

「はーい!」

〈拍手〉

「たまごやきさーん、トマトちゃーんの得意な手遊びは、おおきなくりのきのしたでです。」

♪~おおきなくりのきのしたで~♪

〈拍手〉

「次のお友達はおにぎりさんたちー、みかんちゃーん」

「はーい!」

〈拍手〉

「おにぎりさんたちーとみかんちゃんが得意な手遊びは、ひげじいさんです」

♪~トントントンひげじいさん~♪

〈拍手〉

「さぁこれで全員バスに乗ったかな?それでは最後にみんなでバスにのってファミリー公園にしゅぱーーつ!!」

♪~ばすにのってゆられてる ゴーゴー~♪

〈拍手〉

「やったー。ファミリー公園に到着しました。」「いっぱい遊んだから、おなか空いてきちゃったね」「それではおべんとうの時間にします。おべんとうを持っているおかあさんおとうさんおばあちゃんおじいちゃんのところへいこう~」

 

ここで客席の保護者と合流。

 

さきほど保護者会の後の製作タイムでつくった、オリジナルのおべんとうを親子で食べさせ合っている。

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「あーん」と食べさせ合う姿は、ここで見せることができた。

 

 

・今回の題材になった「おべんとうバス」の絵本は、保護者の方にも知ってもらうため、2週間程前からクラスで掲示していました。

 

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このこともあり、保護者の方もすんなり劇の中に入り込めたと思います。

 

 

おやこでおべんとうを楽しんでいる内に、次のわんわん大作戦の準備をする。

 

わんわん大作戦

わんわん大作戦もなぜわんわん(犬)を題材にしたのか説明します。

【いぬのおやこ】という絵本をクラスで見ていて、指さしながら「わんわん」っとやりとりすることが好きで、これもクラスでブームになりました。

 

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↑↑この本です。

 

今年度の私のクラスの流行語大賞は確実に「わんわん」です。

 

そこで階段の、のぼりおりをする際も犬を連想させる、「わんわん」=ハイハイの形でのぼりおりをしていたため、階段を犬の写真や犬の写真だらけにしました。

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これが大好評!!

 

これでさらに、わんわんブームに火がつきました。

 

こんなこともあり、1年の最後の発表会に親子でわんわん(犬)を題材にした、ふれあい遊びを計画しました。

 

・わんわんシールラリー ~おやこで犬になってたのしもう~

「ルールはおやこで犬になって、ハイハイをしながら犬の写真をさがしてください。ホールには様々な動物の写真が貼っています。犬の写真をみつけたらシールをゲットです。3匹の犬を探して、シールをもらうことが出来たら、シールラリーの成功ですー!!」

 

【シールラリーの用紙】

 

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・wordで簡単につくりました。

 

 

〈補足〉ホールの床に貼っているどうぶつ達の写真はすべてダミーです。犬の写真はすべて保育士の身体に貼っています。「わんわん」言いながらホール中をハイハイしている保育士を3人見つけて、シールをもらうのが今回のシールラリーです。

 

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・ダミーの写真達。

 

 

写真を床に貼りました!これがキモです!!

壁ではなく床に貼ることで、子ども達の普段の目線を体験していただく。

 

ハイハイしないといけなくなる状況をつくりました。

 

(事前に手紙で動きやすい格好で来るようお知らせ済みです)

 

シールラリーが始まると、おとうさんおかあさんも子ども達と一緒に「わんわん」っといって、ハイハイをしていました。

 

様々な家族が入り乱れて楽しい空間になりました。

 

「んっ!」っと違う動物の写真を指さしている子どもに「これはゴリラだね~わんわんさがそう~」と声をかけている親子のやりとりが、とてもあたたかくよかったです。

 

シールを持っている保育士が率先して「わんわん」っと犬になりきることで、保護者の方もなりきりやすかったと思います。

 

~10分後~

 

「みなさんシール全部あつめることができましたかー?」

全員「はーい!」

 「やったー!わんわん大作戦」「だーいせーいこーう!!」

 

もはやライブ会場のような雰囲気でした。

 

ぴよぴよ行進曲

・最後は「ぴよぴよ行進曲」という、親子のふれあい踊りを踊って締めとしました。

・「ぴよぴよ行進曲」は運動会の時に踊った踊りです。運動会後もこの曲が好きで、クラスでよく踊っていました。

 

いつの間にか運動会よりも完成度の高い踊りを子ども達が踊れるようになったため、運動会からの成長を見てもらうためにこの曲を会のラストに持ってきました。

 

・みんなで「ぴよぴよ行進曲」をおどって、0歳児の発表会を終わりにしました。

 

まとめ

・「おべんとうバス」「わんわん大作戦」「ぴよぴよ行進曲」っと今年度クラスのなかで、流行した作品を題材に発表会向けに計画、実行した。普段から馴染みのある題材だったため、子ども達の自然な姿を見せることができた。

 

・わんわん大作戦で各親子が四つん這いになり、わんわんいいながらぐちゃぐちゃになるシーンは、最高のふれあい遊びだなっと感じた。

 

・計画して、準備をして、実行する。反省することも多いが、保護者の帰る時の、満足そうな表情をみて、とても達成感があった。

 

達成感、満足度の高い発表会に終えられたのは、クラスの保育士同士で協力して進めることが出来たからだろう。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【0歳児保護者会年度末】保護者会参加者の満足度が高い出し物、資料とは?

 

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はじめに

・私の保育園では、0.1.2.3才保護者会とクラスの発表会を同じ日に行います。

4.5才は保護者会と発表会は別日です。卒園式と発表会を同じ日に行います。

ねらい

・1年の成長を喜び合う。

・進級へ向けて見通しを持つ。

 

保護者会の流れ

・13時15分=1人1言コーナー

・13時30分=1年の成長(ビデオ上映)

・13時50分=次年度 〇〇組 進級に向けて(資料あり)

・14時=グループ懇談会 4グループ

・14時25分=園長の話

・14時30分=保護者会終了

 

【製作タイム】

 ・発表会が15時30分からスタート(子ども達がおやつを食べた後)なので、それまでの14時30分~15時30分の間に製作タイムを設けました。

・トイレ休憩や保護者同士おしゃべりをしながらできる、ゆったりとした製作を計画。

 

1人1言コーナー  13時15~ 約15分

・保護者会という空気で場が緊張している。それをほぐすための、ゲーム性のある1人1言コーナーを行った。今回のお題は「好きな動物」好きな動物なら考えることも少なく、すぐに出てくる。またこの後の発表会で、「ワンワン大作戦」という親子のふれあい遊びを計画していたため、動物つながりでこのお題になった。

・パンパンと2回手拍子をして、保護者の名前、もう一度2回手拍子をして、好きな動物をいったら、隣の人に回していく。

“パンパン” “佐藤” “パンパン” “ゴリラ” とこんな感じ。

盛り上がった保護者の方の傑作がこちら、

“パンパン” “八木” “パンパン” “ヤギ”  

場の緊張がほぐれて、次の1年の成長がやりやすくなりました。

八木さんありがとう~

1年の成長(ビデオ上映) 13時30~ 約20分

 ・保育園で過ごしている子ども達の映像を見てもらいながら、4月からの成長を補足していった。どういったポイントをみて欲しいのかを、伝えながら行うことでただのビデオ鑑賞会にしないよう気をつけた。

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【散歩】

・「今日も電車みれるかな?」

電車やバスが通ると、子どもの目が釘付けになり(見つけたよ)と保育士に全身で教えてくれます。保育園に戻った後、絵本や写真の中に散歩で出会った電車やバス、犬や猫を見つけると、「あっ!あっ!」(これみたことあるよね)(おぼえてるよ)と指をさして教えてくれます。電車の線路では、ガタンゴトン=電車が来る=バイバイという関連を理解し、身を乗り出して期待して、期待通りに出会えると満足して保育園に戻ります。

 

・「手をつないで歩く」

保育士のことを振り返りみて、トコトコっと歩いて探索を始めています。歩きながら「いないいないばぁ」と隠れたり、面白そうな所を見つけては入り込んでいます。子ども達の見たい、行きたい、やってみたいの気持ちに合わせて、一人一人のペースでゆっくりやりとりを楽しみながら歩くことを心がけている。

 

【着脱 ズボンを自分ではく経験(くつ)】

・靴を脱ごうとマジックテープをはがそうとしているところです。子ども達が「じぶんで!」できる感覚を味わえるように少しお手伝いし、できた喜びを共有する。

 

っとまぁ、こんな感じにお話させていただきながら一年の成長を見ていただきました。

 

反省・考察

・言葉よりも説得力のある動画の力は、子ども達の本当の姿をそのままみせてくれる。

 

・4月のころのビデオを撮り溜めて、1月の姿との比較をすればもっと成長の度合いがわかりやすく、良かった。

 

注意点映像に出ている子どもの数をだいたい一緒にするのが難しかった。

 

次年度 〇〇組 進級に向けて

・資料を元に、現在の姿とこれからの姿をお伝えしていった。

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おもて

 

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うら

 

グループ懇談会

・1G4~5人編成で3Gつくって、ざっくばらんに話をしていった。お父さんの参加も多く、お父さんはお父さんチームだけで、1Gつくった。

・グループ懇談のお題は、事前に保護者から募っていた。

 

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お題①イヤイヤ期の対応

  ②お休みの日の過ごし方

  ③食事やお昼寝の我が家のコツ

 

各グループで話し合いをして、発表し合った。

発表して答えを求めるのではなく、親同士で話し合うことに重点をおいた。

 

園長の話

ありがたいお話。

 

ここで、保護者会はおわり。

ここからは、発表会にむけて時間つぶし。笑

 

製作タイム

・発表会で「おべんとうバス」を行うため、簡単な弁当箱をつくった。

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ねらいとしては、発表会で使えて、発表会を頑張った子ども達のご褒美となる製作を計画していった。

 

・子どもの好きな具材を選び、オリジナルのおべんとうをつくっていった。各家庭ごとの個性がみられて面白い企画だった。

 

 

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 ・具材たち。保育園で用意したのは、下絵の描いてある画用紙、はさみ、ペン、のり。

あとは保護者の方がわきあいあいと、おしゃべりしながらオリジナルのおべんとう箱を仕上げていました。

 

 

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 見本

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おいしそうでしょ?

 

次は発表会の記事を書きまーす 

よかったらみてください。

 

 

【0歳児】1月第4週

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【手遊び】なっとうのうた♪

子どもの人数

・乳児食 6人

・完了食 8人

・合計  14人

 

 

ねらい

 

・保育者との関わりを通して、模倣をしたり、簡単な言葉のやりとりを楽しむ。 

 ・発表会に向けて、保育士とのやりとりを楽しみながら劇遊びをしていく。

活動内容

 〈月曜日〉

・テラスで遊ぶ(すべり台の付きの遊具あり)

 〈火曜日〉

・乳児集会

〈水曜日〉

・節分の制作

〈木曜日〉

・ホールで発表会の練習。

〈金曜日〉

・発表会当日

 

 

〈PICK UP 月曜日〉

・すべり台付き遊具

 遊具の階段をはいはいでのぼる。クラスの保育室が2階にあるため、階段の上り下りは、「わんわん~」っと言いながら鍛えられている。歩ける子もハイハイを沢山経験することで、転んだときにすぐに手がでてケガをしづらい子になる。歩ける子もハイハイするというのがポイントだ。

 遊具の階段をのぼり、すべり台の登場だ!!

すべり台をのぼる時は頭が前にしているが、すべり台をすべるときは、身体の向きを変えて、足からすべるのが安全で良い。まだ座ってすべることが不安定な、乳児期は自らの身を守るため、身体の向きを変える術を、保育者が身体に刻み込んでいく必要がある。

 身体の向きを変える術は、いきなりすべり台で行ってもできるわけがないので、前段階でマット山を使って身体に、安全な降り方染みこませていく。順序をおって様々なことを経験させていく保育計画が、今の保育者に欠けている力。経験する子どもの姿を、新保育所保育指針の10の姿に沿って保護者に伝えるのが、今の保育士に求められている力。

 

ハッピーエピソード

・泣いているクラスの子(0歳児)を抱っこしている時、5歳児の子が「なんで泣いてるの?」っと聞くので、「おなかすいてるのかな?ねむいのかな?」と答えた。

5歳児「そんなんで泣いてたら〇〇クラス(5歳児)になった時にたいへんだよ!」と一言。

 

いやいや。君も五年前は泣いていたんだよ。

 

さらにいうとね。大人になるともっと大変だよ。

人生まだまだこれからこれから。

 

今週の手遊び歌

【なっとう】

 あさから なっとうに しょうゆいれて

 からしをぬって ネギをきざみ おまけにたまごをいれましょう~

 なっ~とう~ なっとねばば なっとなっとねばば

 なっとなっとねばば なとっと。

 

 

 【FucKing保育とは】

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年齢:20代後半の中堅保育士

Twitterhttp://twitter.com./HuckingHoiku

ひとこと:保育計画と事務作業が苦手な自分に向けた、記録をブログに綴っています。保育って結局経験がものを言う。もうすこし詳しく

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